平屋住宅と暮らし方

最近は平屋住宅の人気が高まってきています。かつてはリタイヤした夫婦が、悠々自適の生活を行う家というイメージがありましたが、子育て世代の夫婦にも積極的に選ばれることも目立つようになってきました。それは平屋住宅には多くのメリットが存在するからです。
注文住宅を建築するハウスメーカーの多くも平屋住宅を商品化して販売しています。もちろん子育てを終えたリタイヤ組に向けたバリアフリーに特化したプランもありますが、夫婦と小さな子供が一人という若いファミリー層に向けた平屋住宅の提案も見られます。
平屋住宅の大きなメリットは、家の中に大きな段差がなく、空間に広がりを感じられることです。例えば延床面積が30坪の家の場合、総2階建てとすると各階の広さは15坪前後となりますので、大きな広がり感は得られません。また必ず階段のスペースが必要となるために、実質的な広さはさらに狭くなることになります。一方で同じ30坪でも平屋建ての場合は一つのフロアで30坪という余裕のある空間となりますので、延床面積が同じであっても実感できる空間の広さは全く違うものとなるでしょう。よく言われる「平屋は贅沢な作りである」と言うのはこの点にあります。開放感と広がりを求めて平屋を希望する方はたいへん多くなっています。

先にも触れましたが、バリアフリーとの相性が良いことも魅力的です。バリアフリーは高齢者や身体に障がいのある人に向けた規格であるとお考えの方も多いものですが、小さな子どものいる家庭にもとても便利で快適なのです。子どもが階段から転落するという事故の心配もありませんし、家事も基本的にワンフロアーですので負担感が大きく減ります。広い空間がとれますので、子どもがのびのびと飛び跳ねたり走ったりして遊ぶことも可能です。もちろん、高齢のご両親が遊びに来られたときにも安心しておもてなしをすることができますので、たいへん喜ばれることでしょう。

土地の広さに余裕のある郊外でなければ平屋住宅の新築は難しいかもしれませんが、平屋住宅の建設が可能な広さの土地がありましたら、ぜひ積極的に平屋住宅のプランをお考えになってみることをおすすめします。
なお、平屋住宅を新築する場合には基礎の部分を広くとる必要があること、屋根部分の面積が大きくなることで、坪単価に関しては一般的な2階建て住宅よりも上がるケースがありますのでご注意ください。詳細を確認して納得のゆく家造りをしたいものです。